– 来年9月までに設立予定、本部はニューヨークに設置
– BIC (Busan International College) に入学する韓国戦争参戦国の子孫に対する全額学費免除と奨学金支援
17日、釜山南区にあるTongmyong Universityにて開催された「韓国戦争参戦国の子孫のためのUN奨学財団(UNSF)」準備委員会の参加者が記念写真を撮影している。
Tongmyong Universityは韓国戦争参戦国の子孫を支援するために「UN奨学財団(UNSF)」を設立する計画を進めている。
17日、Tongmyong UniversityのChun Ho-hwan総長は、「Tongmyong UniversityのBIC (Busan International College) に入学する韓国戦争参戦国の子孫に対して全額学費免除および奨学金支援を行うUNSFを設立する」と発表した。
Chun総長は、「参戦国の子孫に教育の機会を提供することは、私たちの道徳的義務であり、彼らに対する最高の敬意の表れだ」と強調した。
UNSFは来年9月までにニューヨークに設立される予定であり、Chun総長とアメリカ退役軍人協会の会長が共同議長を務める。韓国戦争に参加した22か国の退役軍人代表がUNSFの理事として任命される。
奨学金支援に加え、UNSFは参戦国の子孫が技能移民として韓国に定住できるように、永住権取得の支援も行う予定だ。また、これらの学生を支援するためにUN大学プログラムも導入する計画だ。UNSFに必要な資金は、一般寄付を通じて調達される。資金調達を促進するために、Tongmyong Universityは国際的な需要に応える生涯教育プログラムを運営し、募金イベントも開催する予定だ。
Tongmyong Universityで開催されたUNSF準備委員会会議では、東亜大学名誉教授のLee Hak-choon氏が事務総長に、Ed Lee (Lee Eung-chul)氏が米国事務総長に、Son Bu-kyung氏が総秘書に任命された。
Lee教授は、「BICでUN大学プログラムを導入し、参戦国の子孫を国際調達と貿易の専門家として育成する計画だ」と述べた。
アフガニスタン戦争に参加した韓国系アメリカ人のEd Lee氏は、「アメリカで成功を収めた参戦国の子孫たちのネットワークを構築し、UNSFの基盤を築く」と述べた。
一方、韓国戦争参戦国の子孫が入学するTongmyong UniversityのBICは、外国人学生のための専門的な国際大学である。今年設立されたBICは、Tongmyong Universityがグローバル教育拠点になるという野望の一環で、現在15か国から615人の学生が在籍している。